糖尿病で
お悩みの方へ
糖尿病治療の目標は、患者様の生活の質を維持し、高めていくことです。
高血糖を長年放置すると様々な合併症を生じる危険性があります。
その合併症の発症をいかに防ぎ、糖尿病がない方と変わらない一生をお過ごしいただくことが、
私たち糖尿病専門医の使命と考えております。
当院で治療可能な
糖尿病(耐糖能異常)
- 2型糖尿病
- 1型糖尿病
- 妊娠糖尿病
- その他の糖尿病
(膵性糖尿病など) - 境界型糖尿病
糖尿病診療(初診)の流れ
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- 問診
- まずは詳細な問診を行います。
糖尿病をいつから発症したのか、ご家族で糖尿病の方はいらっしゃるか。これまでされたご病気や現在飲んでいるお薬、アレルギーの有無など。今後の治療に必要な情報をお伺いします。
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- 検査
- 現在の状態をしっかりと把握するために、詳細な検査を実施します。
血糖値やHbA1cはもちろんですが、肝機能や腎機能、電解質、インスリンの分泌能の評価など薬剤選択の際に必須になる項目の検査も同時に行います。 当院で可能な検査
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- 診察
- 問診や検査の情報をもとに、
患者様と相談しながら最善の治療法を探していきます。
糖尿病の治療は、風邪の治療のように一時的なものではございません。
毎日全力で無くとも、細く・長く「続けることが出来る」治療が重要と考えています。
病院が単に、「お薬を出してもらう場所」でなくなるよう、
病院に通院する意味を患者様に十分ご理解いただけますよう、
心のこもった、丁寧で分かりやすい説明を心がけています。
現在のあなたに合う、最善の治療法を一緒に見つけていきましょう。
当院で可能な検査
- 血糖、HbA1c
- 血中インスリン、Cペプチド(インスリン分泌能の評価)
- 肝機能・腎機能・コレステロール等血中脂質・電解質
- 甲状腺ホルモン
- 尿中アルブミン(腎臓の合併症の評価)
- DPNチェック(神経の合併症の評価)
- CAVI/ABI(動脈硬化の程度の評価)
- 頚動脈エコー(動脈硬化の程度の評価)
- 心電図、心エコー(心血管合併症の評価)
- 持続血糖測定器による血糖変動モニタリング(FreeStyle リブレpro、Dexcom G6)
- 腹部エコー(消化器系悪性疾患のスクリーニング)
- CT検査(悪性疾患のスクリーニング)
- 上部下部消化管内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)
- In Body(体組成測定)
Q&A
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初めての受診時は食事をして行ってもいいでしょうか?
念のため食事抜きでご来院ください。午後の来院の際は昼食を抜いていただければ問題ございません。
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食事に関する相談(栄養相談)は受けることが出来ますか?
はい、可能です。専属の管理栄養士が栄養相談を承っております。糖尿病専門医と連携し、患者様一人一人の生活背景やこれまでの食生活をふまえて、その患者様に合ったプランを一緒に考え、ご提案させていただきます。
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インスリンを使用した場合は一生続けないといけないのでしょうか?
一般的にはその様に思われている方が多いですが、実際にはいろいろな場合があります。
患者様一人ひとりのインスリン分泌量により、一生続けることが必要な場合とそうでない場合とがあります。しかし、2型糖尿病と診断されて間もない方では、より早期にインスリンを使用することで、内服に変更できる方が多くいらっしゃいます。インスリン注射の必要性を的確に判断し、正しい治療方針の立て方が重要となってきます。
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インスリンを始めると、月の医療費はどれくらいかかるのでしょうか?
あるインターネットアンケート調査による報告ですと、インスリン療法を行なっている人のほぼ半数が1万円~1万5千円未満とのことで、1万5千円以上負担している方も5人に1人強とのことです。もともと医療費は、使用しているインスリンの種類や、注射量により個人差があります。そしてインスリン治療とともに血糖自己測定も始まることが多いので、その費用も別途かかります。ただし、やり方のよって医療費を少し抑えられる可能性があります。一度相談してみて下さい。
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検査結果は当日に知ることが出来ますか?
HbA1c、グリコアルブミン、血糖値などはもちろん、血算・肝機能・腎機能・電解質・甲状腺ホルモン・インスリン分泌能に関する指標(インスリン・Cペプチド)など基本的な項目に関しましては院内で当日の結果説明が可能でございます。
検査には約1時間程度のお時間を要しますので、来院いただいたお時間によってはその日にお伝え出来ない場合もございますのでご了承くださいませ。